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【レポート】第2回 CV ドイツ・フライブルク視察ツアーレポート Vol.4[2009年10月14日]

ヴォーバン住宅地に入りまして屋上緑化、断熱改修工事を先にご説明しましたが、今度は新築の分野に進みますクラブヴォーバンのHPでも紹介されています、ソーラーエネルギーハウスです。

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ソーラーエネルギーハウス

アパートのように見えますが、4軒の住宅が1棟になっている建築物です。
分譲住宅で販売された建物になります。ソーラーエネルギーハウスとは、実質そこで生活をするのに必要なエネルギー以上に屋根のソーラー発電で生み出すエネルギーが多い建築物になります。
プラスエネルギーハウスともいいます。

ドイツでも以前は1980年前後は100m2の家で1年間で2000ℓ位の石油、灯油を使っていました。価格も安かったので気にせずに使われていました。しかし中東戦争後大幅に改革が始まります。

1984年に省エネ法の施工。
ここから、新築ならびに残存価値に対して50%以上の予算をかける改築に関してはエネルギー計算書を提出することになります。
1984年からはペアガラスを基準施工とします。断熱材も投入されます。
このときで1m2あたり、15ℓから18ℓ灯油消費換算でした。

1995年環境保護の観点から大幅に断熱基準を上げます。
ガラスを高性能ガラスLOW-Eガラスに断熱材も壁、天井に5cmから10cmの厚みで入れ始めます。

2002年には省エネ制令が発令。
断熱基準の強化だけではなく、給湯、暖房のエネルギー源である、ボイラーも対象になります。この段階で新築、改築時に「電気式蓄熱暖房機」の施工が禁止になります。この段階で1m2あたり7ℓにこの段階で1984年に比べ3分の1になりました。

2009年から断熱基準の規制だけでは、厳しいということで、全ドイツ連邦地域内で住宅の光熱費を「1次エネルギー換算で60kw/m2」という【KFW60】という基準になります。
1次エネルギーとは、そのエネルギー源そのものが生み出す為にはどの位のエネルギーが消費されるかということです。
例えば身近な電力に関して。

電気を作るには、主に火力、原子力で発電されます。ドイツではチェルノブイリ原発事故以降、国民をあげて原子力推進を反対する方が多く火力で発電する機会が多いようです。
火力というのは主に石炭、石油になります。
その石炭、石油を運ぶために必要なエネルギー、送電する際のロス分等考慮しますと、電気エネルギーを1KW発電するのに必要な実質エネルギーは3.5倍(ドイツでの係数)の3.5kwのエネルギーが掛かっているということになっています。

ガスによるコージェネレーションによる、発電、給湯、バイオマスエネルギーによる発電、給湯等その方式により、厳格に定められています。

ちなみに話を元に戻しますが、2009年から施工される【KFW60】という基準の場合60kwが1次エネルギー換算になりますのでオール電化の場合には3.5で割らないといけません。
ですので17.1kw/m2の電力使用量で住宅の冷暖房、給湯等をまかなわなければいけません。

としますと・・・100m2の家で1710kw1年間の電力使用量です!
1kwあたりの電気料金を23円としますと【約40000円・・・月々3300円】しか光熱費が掛からない家ということになります

ちなみに日本の基準はどの位かといいますと・・・
義務でもなく、できればというレベルの「次世代省エネルギー基準」というもので110kw/m2です。単純に【7倍くらい性能が低い!!】ということになります。

ちなみにオール電化の住宅で、100m2の床面積の家で11000kwの使用量=【25万円・・・月々2万以上】のエネルギー使用量になります。

これが、2012年からは更に基準が厳しくなります。なんと40kw/m2・・・しかも1次エネルギー換算です【KFW40】という基準です。ヴォーバン住宅地のあるフライブルグ市ではこの基準を2009年から前倒ししてスタートしています。

この住宅を別名・・・1.5ℓハウス(1年間で床面積1m2あたり1.5ℓの灯油があれば大丈夫というレベル)ちなみに100m2の家で150ℓです。
日本だと灯油は50円ℓくらいですので7500円あれば1年間の暖房等の費用はまかなえるということになります。

これには、断熱基準、ボイラー等の設備も重要ですが、さらに重要なことがあります

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ソーラーエネルギーハウス

庇が長く出ているのは解りますよね!このように【パッシブ】という手法を用いられないとクリアは出来なくなります。自然に力に逆らわずに建築したり、生活をする手法です。

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ソーラーオフィス

同様に付近に建築されている、ソーラーエネルギーオフィスです。
こちらでは、オフィスとして活用しますので、暖房も重要ですがパソコン、コピー機等熱を出すことが多いですので主に蓄冷、冷やす技術も必要になります。

やはりパッシブ理論を用いながら、蓄冷の技術で冬暖かく、夏涼しい環境を作り出しています。

日本にはこのような蓄冷の技術が必要でしょうね・・・
詳細は次の機会にパッシブについて、蓄冷についてお知らせします。