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エネルギー自立地域経済好循環 × イノベーション 
                 持続可能なまちづくり

代表挨拶

村上 敦 Murakami Atsushi

クラブヴォーバン代表理事

ドイツ・フライブルク市在住
環境ジャーナリスト・環境コンサルタント

技術者としてゼネコン勤務を経て、97年に渡独後、持続可能なまちづくり・交通計画・エネルギーを主なテーマとして、ドイツや欧州の先進事例を分析。関連書籍も多数出版し、さまざまな取り組みを通じて日本に情報発信をしている。

著作に「フライブルクのまちづくり―ソーシャル・エコロジー住宅地ヴォーバン」「100%再生可能へ! ドイツの市民エネルギー企業」「キロワットアワー・イズ・マネー 〜エネルギー価値の創造で人口減少を生き抜く〜」「ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか 〜近距離移動が地方都市を活性化する〜」など。

HP:https://www.murakamiatsushi.net/
ブログ:http://blog.livedoor.jp/murakamiatsushi/
FB:https://www.facebook.com/murakamiatsushi
Twitter:https://twitter.com/murakamiatsushi
MIT社:https://www.mit-energy-vision.com/


日本では遅くとも高度成長期を終えた80年代には、経済と財政に余裕がある段階で、すでに当時分かっていた来るべき将来の超高齢化社会、および人口減少社会に備えておくべきでした。財政を均衡させ、若者や教育に投資し、女性の社会進出を促し、気候変動対策やエネルギーの分野でも、早め早めに投資してゆく取り組みが必要だったと、過去30年間を総括できます。しかし残念ながらこれらの対策は十分に実施されませんでした。そして、ますます「まち・ひと」を取り巻く状況は悪化しています。

こうした厳しい状況の中でクラブヴォーバン(以下CV)は、日本のまちづくりの未来を変革し、展望を開くための「10か条」という旗を10年前に立てました。自然・環境保護だけではなく、そこに住む人びとが経済的・物質的にも精神的にも、豊かになることが目的とされたまちづくりの提案です。

お陰さまでこの「持続可能なまちづくり」という旗に集まる仲間が増え、ネットワークは拡張し、とりわけ省エネ建築と再生可能エネルギーの分野では数多くの新しい取り組みが実践されています。

CVではこの分野の取り組みをさらに加速し、同時に交通・都市計画・地域経済活性化の分野でも新しい取り組みの実践を計画しています。そのためのネットワークを強化し、新しいアイデアを集め、提案・議論し続けています。

皆さまにも新しい社会を築く取り組みに、そしてCVの取り組みに関心を持っていただけたら幸いです。そしてこの「持続可能なまちづくり」というネットワークに参加していただければ嬉しく思います。

早田 宏徳 Souda Hironori

クラブヴォーバン代表理事

(株)WELLNEST HOME 創業者・CEO

18 歳から住宅業界に携わり、計 4 千件を超える家づくりを直接・間接的に経験。08 年に渡独し、日本で当時最先端の高性能住宅がドイツの最低基準にも満たないことに驚き、日本の住宅業界の変革を志し独立。以来、世界水準の高気密・高断熱住宅を提供するハウスメーカーを経営。著書「低燃費住宅 2」「未来の世代につなぐ家 The Wellnest Home」他

HP: https://wellnesthome.jp/


世界経済が混沌としていく中、日本でも異常気象を肌で感じる方が多いのではないでしょうか。世界を見渡すと、COP21で米中印3大国もいよいよ参加が決まり、2050年に向けて大きく地球温暖化対策・脱化石社会に向けて動き出しそうな気配を感じます。日本ではそんな中、96%も輸入に頼っている化石燃料由来の発電所を大幅に増加・原発再稼働推進・大企業が買収され始める状況です。財政面でも改善が見られることがなく、閉塞感が漂っていることは否めません。我々の子ども達が将来安心して暮らせる社会を、我々は構築しなくてはいけないのではないでしょうか?

2007年にドイツを訪問し、それまで自らが培ってきた建築常識を破壊されるほどの驚きと絶望感で帰国しました。日本人として「自分は良い住宅を造っている!」という自負心は崩れ去り、素直に、謙虚に学ぼうと、以来9年間ドイツ・ヨーロッパに訪問し学び続け、ヴォーバンへの視察受け入れも 500人以上になりました。日本は東日本大震災、福島第一原発事故という体験を経て、少しずつですが人々の意識は変化してきていると感じています。

 ヴォーバンのような、持続可能な街を造りたい!という壮大な夢を掲げ、代表の村上と始めたCVも、皆さんのご協力やご支援もあり、日本の地方創生で代表的な自治体の皆さんと会合を定期開催できるなど、益々楽しみになってきております。持続可能な社会を構築するためのひとつきっかけになればと思い、益々邁進していきたいと思います。

これからも皆さん、一緒に更に日本の社会変革を加速させていきましょう。


団体概要

名称 一般社団法人 クラブヴォーバン  club Vauban
設立

代表 村上 敦

組織

代表 村上 敦

代表理事 早田 宏徳

理事 中谷 哲郎

理事 今泉 太爾

理事 市瀬 慎太郎

理事 田中 健人

監事 近藤 智

所在地


〒105-0004 東京都港区新橋2-5-6 大村ビル8階
TEL : 03-6205-4493 FAX : 03-5157-3178

クラブヴォーバン パンフレット
2019CV団体案内Web.pdf
PDFファイル 9.5 MB

JR・地下鉄新橋駅より 徒歩2分

クラブヴォーバン新橋事務所へのアクセス
CV新橋マップ.pdf
PDFファイル 263.8 KB

沿革

2008

◆地球温暖化防止・低炭素社会実現のため再生可能エネルギー等の普及を推進する「NPO法人ソーラーシティジャパン」の住宅・まちづくり部門として任意団体「クラブ・ヴォーバン」発足

再生可能エネルギー普及部門として「NPO法人そらべあ基金」発足

レポート「ドイツのエネルギー供給と気候保護パッケージ」配信

「ドイツに学ぶ環境政策シンポジウム」開催(東京)

2009

持続可能な社会を実現するためのワークショップ「未来工房」開催(東京)

「一般社団法人クラブヴォーバン」として正式に独立(東京・御茶ノ水)

「ヴォーバン住宅地に学ぶこれからの家づくり・まちづくり」シンポジウム開催(東京)

ドイツ合同視察開始

「新エネルギーを活かした家づくり・社会づくり」シンポジウム開催(大阪)

CO₂ 25%削減を掲げ、第1期PJ25セミナー開始(全5回・東京)

2010

「ヴォーバン住宅地に学ぶこれからの家づくり・まちづくり」CVセミナー(東京)

「持続可能なまちづくりと交通」シンポジウム開催(岐阜県多治見市)

「省エネ建築とエネルギーシフト推進」セミナー&研修会(東京・大阪)

ドイツ合同視察実施(全2回)

2011

国会「再生可能エネルギー議員連盟」で震災後の復興とエネルギー政策について政策提言

「ビルダーズ&リモデラーズショー」にてブース出展(東京)

CVの事業から「一般社団法人 日本エネルギーパス協会」設立

毎日新聞社と提携し「エコ住宅情報館」開設

日本エネルギーパス協会と「建物の燃費制度」セミナー共同開催(東京・大阪)

ドイツ合同視察実施(全4回)

PJ25セミナー開催(全5回・東京)

2012

ドイツNRW州の費用支援とCVによる省エネ設計・施工支援にて「移設型コミニティセンター」建設・落成(福島県川内村)

「日独の省エネ住宅と環境・エネルギー政策について」セミナー開催(長野)

国交省「不動産流通市場活性化フォーラム」に理事今泉が委員として出席し持続可能なまちづくりのための提案発表

事務所を移転し志高き人が集う「サロンの場」創設(東京・新橋)

ドイツNRW州の州都デュッセルドルフで開催された「日独経済シンポジウム」に代表理事早田が招待され講演

代表村上が執筆した書籍『キロワットアワー・イズ・マネー』出版

CVの事業から「株式会社日本エネルギー機関(JENA)」設立(東京)

ドイツ合同視察実施(全3回)

PJ25セミナー開催(全5回・東京)

2013

欧州最大の建築メッセ「ミュンヘンBAU」に同時開催された「日独国交省提携会議(第1回)」に委員として参加

ドイツNRW州環境・エネルギー大臣を招き「省エネ断熱改修普及のための日独連絡協議会」設立サポート

長野県「建築物における環境エネルギー性能検討制度」策定推進のための支援

「エネルギーパス計算ツール大質問会」シンポジウム開催(東京)

環境省「うちエコ診断」事業に参加協力

ドイツ国交省高官と日本の省エネルギー建築の有識者を招き「日独サスティナブル建築フォーラム」開催(東京・高松)

ドイツ合同視察実施(全2回)

PJ25セミナー開催(全6回・東京)

2014

日本ERIによるエネルギーパス第三者認証制度のスタートを支援

「第2回日独国交省提携会議」にCV代表と理事が委員として出席(東京)

長野県の「建築物における環境エネルギー性能検討制度」義務化実施の支援

ドイツの市民エネルギー企業「ソーラーコンプレックス社」代表を招きシンポジウム開催

「持続可能な発展を目指す自治体会議」の設立準備会開催

自治体委託事業「分散型エネルギーインフラプロジェクト」プロジェクトのプランニング(鳥取県米子市)

ドイツ合同視察実施

PJ25セミナー開始(全5回・東京)

2015

「持続可能な発展を目指す自治体会議」設立、開催(全3回・東京)

「日独国交省提携会議(準備会・東京)」に代表と理事が委員として出席

ドイツのエネルギーエンジニアと共同で地域熱供給事業(北海道下川町)・低燃費住宅(香川県高松市)視察とコンサルティング

スイス・バーゼル市都市公社職員を招き「省エネ改修・初期診断システム」の研修開催

「持続可能な発展をめざす自治体会議」第1回自治体相互視察実施(北海道下川町)

レポート『日本のエネルギーシフトへの提案』発表

「日独国交省提携会議(第3回) 」に代表と理事が委員として出席(ドイツ・フランクフルト)

ドイツ合同視察実施(全2回)

PJ25セミナー開催(全7回・東京)

2016

「持続可能な発展を目指す自治体会議」を開催(全4回・東京)

「持続可能な発展を目指す自治体会議」会員自治体と連携し、国の地方創生加速化交付金の「課題解決型自治体アライアンス事業」モデルとして、「地域経済好循環モデル」を構築

自治体委託事業「一の橋地区地域熱供給システムの効率化改善計画策定委託業務」(北海道下川町)

自治体委託事業「二戸市の住まいを考えるシンポジウム」(岩手県二戸市)

自治体委託事業「省エネ住宅普及啓発業務」(鳥取県北栄町)

ドイツ視察の内容を一泊二日で国内で行うCV合宿セミナー開催(東京・大阪)

CVPTメンバー強化合宿勉強会開催(ベルリン・岐阜県高山市)

JENAと合同でドイツ合同視察実施(全3回)

CO₂ 80%削減を掲げ、「PJ25セミナー」を「PJ80セミナー」に改称、関西にも拡大

PJ80セミナー開催(全8回・東京・大阪)

2017

「持続可能な発展を目指す自治体会議」を開催(全3回・東京&環境省)

「持続可能な発展をめざす自治体会議」第2回自治体相互視察実施(岩手県葛巻町)

自治体委託事業「持続可能なまちづくり講演会開催業務」(岩手県葛巻町)

自治体委託事業「省エネ住宅セミナー省エネ家電セミナー」(熊本県小国町)

CVPTメンバー強化合宿勉強会開催(ベルリン・東京)

CVPTメンバー勉強会より「電力需給の見える化サイト」オープン

30歳未満の若者対象の「持続可能なまちづくり」サークル開催(全4回・東京)

CVが企画・開発に関わり(株)イーソリューションと合同で「SDGs シミュレーションゲーム自治体版」体験会を実施(東京)

JENAと合同でドイツ合同視察実施

第8期PJ80セミナー開催(全2回・東京・大阪

2018

「持続可能な発展を目指す自治体会議」を開催(全2回・東京)

「持続可能な発展をめざす自治体会議」第3回自治体相互視察実施(鳥取県北栄町)

自治体委託事業「第2次ニセコ町環境モデル都市アクションプラン策定にかかる調査研究業務」及び「NISEKO生活・モデル地区構築事業構想策定委託業務」(北海道ニセコ町)

自治体請負事業「小国町省エネ住宅普及啓発請負業務」(熊本県小国町)

◆自治体委託事業「ニセコ町地球温暖化実行計画(事務事業編)強化事業」(北海道ニセコ町(一社日本エネルギーパス協会へ協力

CVPTメンバー強化合宿勉強会開催(イタリア・東京)

「SDGs シミュレーションゲーム自治体版」体験会を実施(東京)

JENAと合同でドイツ合同視察実施

PJ80セミナー開催(全4回・東京・大阪

2019

「持続可能な発展を目指す自治体会議」を開催(全回・東京)

「持続可能な発展をめざす自治体会議」第4回自治体相互視察実施(埼玉県横瀬町・小鹿野町)

自治体委託事業「NISEKO生活・モデル地区構築事業基本設計等委託業務」(北海道ニセコ町)

自治体委託事業「小国町省エネ住宅普及啓発業務委託」(熊本県小国町)

SDGsシミュレーションゲーム自治体版」体験会を実施(東京)

JENAと合同でドイツ合同視察実施

PJ80セミナー開催(全4回・東京・大阪)

2020

「持続可能な発展を目指す自治体会議」を開催(全回・オンライン)

自治体委託事業「NISEKO生活・モデル地区構築事業実施設計等委託業務」(北海道ニセコ町)

自治体委託事業「北栄町公共施設のあり方検討業務」(鳥取県北栄町)(一社日本エネギーパス協会へ協力)

◆北海道ニセコ町・ニセコ町地域事業者との共同出資により、SDGsモデル街区事業を担う「株式会社ニセコまち」を設立

PJ100セミナー開催(全回・オンライン)

2021

◆持続可能な発展を目指す自治体会議」を開催(全3回・オンライン / 北海道ニセコ町)

◆「持続可能な発展をめざす自治体会議」第 5 回自治体相互視察実施(北海道ニセコ町)

◆日経 地方創生フォーラムシンポジウム「アフターコロナの地方創生~具体的事例から考える持続可能な経済循環」にて、代表の村上と早田がニセコ町長と共に登壇(東京)

◆PJ100 セミナー開催(全2回・オンライン)

2022

◆持続可能な発展を目指す自治体会議」を開催(全2回・オンライン / 岩手県二戸市)

◆「持続可能な発展をめざす自治体会議」第 6 回自治体相互視察実施(岩手県二戸市)

◆日経 地方創生フォーラムシンポジウム「~本気の地方創生と北海道経済の最前線~ 具体的事例から考える持続可能な経済循環」にて、代表の村上と早田がニセコ町長と共に登壇(札幌)

◆PJ100 セミナー開催(全4回・オンライン・東京)

◆’20より感染症対策のため休止していたJENAと合同のドイツ合同視察再開