代表挨拶と新刊本、今年度の新企画について

昨年中は皆さまには大変お世話になりました。

 

2017年も一社クラブヴォーバンでは、たくさんの活動を企画しています。今年もよろしくお願いします。

昨年末にはまた、いくつかのニュースで気が重くなりました。


1.日本においては労働の生産性が上昇していない
(OECD20位、世界27位に。世界の先頭集団から過去15年間で早すぎる転落)
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS22H5V_S6A221C1EA1000/

 

2.有効な少子化対策がまったく行われておらず、子どもの数は減るばかり
(100万人を割るようになった→2050年に日本の人口は9500万人、2100年には4500万人という推計はほぼ確定的でしょう)
 http://www.asahi.com/articles/ASJDQ436QJDQUTFK00D.html?iref=comtop_list_lif_n01

 

3.日本人の身長がこれ以上伸びなくなったことが確定的に
(これほどまでに世界に閉じた社会を作ってゆくなら、今後、遺伝子の多様性の確保もままならなくなる?)
 http://www.asahi.com/articles/ASJDN77CQJDNUTIL06S.html?iref=comtop_list_edu_n04

 

これらすべてはお互いに関連し、一つの物語のように衰退してゆく現状を映し出しています。

持続可能性という言葉から遠いところにあるのが現在の日本社会です。

 

 

そんな中、私たちクラブヴォーバンでは、嬉しいことにより若い世代がメキメキと実力を上げてきているため、彼らを中心にして、『海外キャリアのつくり方~ドイツ・エネルギーから社会を変える仕事とは?』(いしずえ出版、2017年1月15日発売)という本を作りました。


この本を企画した主な理由とは、

 

① 環境・エネルギー・まちづくりなどに興味がある学生さんたちと交流する機会をすでに15年以上持っていますが、その交流の経験から、彼らの素晴らしい能力、熱意とは裏腹に、現状の日本の「高校生の大学選択→大学生の就活」という既存のシステムは、そうした能力を生かせず、かつ、モチベーションも奪ってしまうようなひどいものであり、その傾向が益々近年、強力になってきているという危機感があるからです

 

② また「社会や大学などに巣くう、それでのうのうと食べている大人たち(高齢者既得権益者層)」について、若者に十分な情報提供がなされているわけではないので、そうしたことにも目を向けて欲しい。お前ら、食いものにされている世代なんだから、十分に気を付けろよと。おりこうさんで、レールの上にいると、将来痛い目に遭うぞと。

 

③ 私(45歳)より10歳年下の次世代の4人の優れた若者が、ドイツにおいてエネルギーシフトに関連する分野で活躍するようになったので、彼らに自身の半生を語ってもらうことで、上記の固定化されたシステムについて、その通りでよいのかどうかを、高校生、大学生に考えてもらう機会を提供したい。

 

というものでした。

 

そして本書の中身は、もちろんドイツのエネルギーシフトについての情報提供もしていますが、それ以上に、共著者5人が自身の半生を語り、同時に(教訓めいたり、真似しろというスタンスではなく)、自分が感じたことをそのまま率直に書くというスタイルを取っています。

 

つまり、個別の事例と問いかけはあるのですが、答えが書かれてはいない(出すのに勇気が必要だった)本です。

ということで、対象者はあくまで高校生、大学生、そしてそのご両親を想定しています。

 

また、今年度から一社クラブヴォーバンでは、そうした学生・若者が集い、いろいろと情報交換したり、企みを持ったりすることのできる「場」であるサロンを開設したいと思い準備中です。

 

https://www.club-vauban.net/2017/01/18/20170118/

 

 

ということで、今年のクラブヴォーバンは、とりわけ若者に焦点を当てて、引き続き持続可能な社会を作るための活動を続けてゆきます。

 

皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

代表 村上敦

 

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